日本でも平成10年から胃がんを抜いてがん死亡のトップになった、一番危険ながんとも言われている肺がん。
皆さん、対策はされてますか?
こんにちは、ヨガハニーです。
は少し重いテーマですが、冒頭でお伝えした恐ろしい真実を知らない方への情報提供と対策のためのブログです。
韓国も日本と同じくがん発生率1位。
男女ともに死亡率も1位である恐ろしい肺がん。
最も衝撃的なのが、韓国での新規の女性肺がん患者の9割は非喫煙者ということです。
今までの認識ですと肺がん=タバコのイメージが強かったので、タバコを吸わない女性には特にショックかも知れません。
韓国では食の欧米化の影響などで、約20年間がんの発生率1位を記録していた胃がんを上回りました。
肺がんは生存率が低いとされている膵臓がんよりも生存率が低い、恐ろしい病気です。
自分と大切な人を守るためにも、しっかり現状を把握して、対策を立てていきましょ。
●肺がんの原因
・喫煙
これは言わずもがなダントツ喫煙ですね。
ただし冒頭でお伝えしているとおり、女性新規肺炎患者の約9割は非喫煙者。
・ラドン
ラドンは主に岩や土に含まれている天然の放射線物質で、吸引することで肺がんを起こすリスクが高まります。
韓国では寝具や家具に含まれているラドンが、肺がんの原因になるとマスコミでも騒がれてました。
・(黄砂を含む)PM2.5
韓国の場合特に中国から来るPM2.5が深刻な社会問題となり、毎日の天気予報に登場したり、町の公園などにはPM2.5信号機まで設置されているほどです。
PM2.5が多い日は子供を外で遊ばせなかったり、洗濯物を室内で干したりなと生活に影響を及ぼしてます。
韓国に比べると日本はまだマシな方だと思いますが、このPM2.5や大気汚染は日本でも肺がんになる主な原因の一つとして取り上げられているので注意が必要です。
あとは外だけでなく、ハウスダストにも注意が必要です。
・ケミカルストレス
一般的に4つあると言われているストレスの原因の一つである化学的ストレスです。
文字通り身体にストレスを与える科学物質のことで、代表的なケミカルストレスには酸欠や薬害、栄養不足などがありますが、日本でも最近話題になっている「香害」も密かに肺がんのリスクを高めている要因の一つです。
香害と聞くと、エレベーターの中のきつい香水の匂いや、すれ違いざにむせそうになる香水の匂いを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は、それだけでは済まないのがこの香害の恐ろしいところです。
人は口、呼吸、皮膚から物質を体内に取り込みますが、皆さんが気にされている食品添加物や農薬など、口から入るものは肝臓で分解されて約8割以上外に排泄されます。
しかし経皮吸収された毒素の約8割は体脂肪や子宮などに蓄積さると言われてます。
このように私達は日常で鼻と皮膚から日々ケミカルの攻撃を受けていて、これらのケミカル物質に対して意識的に対策しないと肺がんのリスクを避けられなくなりました。
代表的な毒性物質の「グリセロールエテール」「エタノールアミン」などが体内に入ってきたときに、ホルモン撹乱を始め、全ての代謝過程に影響を及ぼし、体の中にたまった毒素に対応しようと腫瘍が出来たり、それが悪性の場合がんになります。
香水とがん、すぐに結びつかない二つの単語ですが、香水のみならず、化粧品、シャンプー、ボディソープ、入浴剤、ヘアケア製品、制汗剤、洗剤、ルームフレグランスなど香りがするもの全てが対象になります。
体につけることで経皮吸収され、血液を通じて全身を巡りながら影響するし、時間が経ってからも鼻から匂いを吸引することで悪循環になります。
ちなみに体で経皮吸収率が一番高いのは男女ともに「性器」で、次に吸収率が高いのは血管や汗腺が多く、皮膚面積も広い背中、首、頭などです。
あと結構見過ごしがちなのが、健康に良いと認識されている「アロマオイル」やアロマキャンドル、ディヒューザーなどですね。
もちろん良質な精油を適切に使えば、あらゆる不調を和らいだりリラックス効果が得られます。
しかしこのような効果が期待できる商品は当然かなり高価です。
市販されている安い商品にはその本来の成分はほとんど入っておらず、添加物や香料まみれの危険なものが多いです。
ちなみに私は香水を辞めてから色んなハーブや木の精油をそろえて、その時々に合せて使い分けてます。
例えば頭痛や乗り物酔いをするときはラベンダーの精油、集中力を上げたいときにはミント系の精油、夏場やリフレッシュしたいときは柑橘系など使ってますが、精油についても使用法や個人の体調、体質などに合せて細心の注意が必要ですので、良かれと思って好き勝手に使ってはいけないと少し反省してます。
ではここからはこの経皮吸収された毒素に対する対策について見てみましょ。
●ケミカルストレス対策
・出来るだけ無香料、無添加製品を使う
根本かつ一番効果的なソリューションと言えばケミカルストレスを全て辞めることです。
しかしこれが言うほど簡単ではありません。
私は今できるだけ香料が入ってない生活用品を使ってますが、身の回りのものを全て無香料に変えるのはとても大変です。
もし100%を目指すなら都会には住めないと思います。それくれい大変です。
ですので私は常に80点を目指してます。
市販のシャンプーやハンドソープ、ボディソープの代わりに無香料、無添加のシャンプーや石鹸、ハンドクリームやリップクリームも無香料、無香料の洗濯洗剤、柔軟剤は使わない、お風呂上がりのボディオイルも食用の太白の白いごま油を使うなど、神経質になりすぎない程度で身の回りを整えています。
この生活を始めて間もなかったころには、道ですれ違う女性から良い香りがするときに「あーいい香り、やっぱりいいな」となることもあって、正直今でもありますが、実際にいわゆる「香絶ち」をしてから、かなり体調が良くなりました。
もちろん香料を辞めただけではなく、毎日ヨガや軽い運動をしたり、食べ物にも気をつけるなど全方位でより健康になるためのアプローチを行ってますが、振り返ればアトピや鼻炎などで苦労していた幼少期が嘘のように体調が良くなりました。
鼻から、そして皮膚からのケミカルストレスを減らす努力が少なからず役に立っていると思います。
とはいえ、いきなり一気に全部やめることには、やはり抵抗がありますよね。
特に汗をかきやすい時期などは匂いなど、とても気になりますね。
まずは小さいことから変えてみて下さい。
私も未だにお風呂上りのヘアケア商品は自分に合う無香料のものが見つからず、香料が入ってるものを使ってます。
一時期、椿オイルやゆす油など使ってみたんですが、自分には合わなかったんです。
もし無香料のヘアケア商品でおすすめなものがありましたらぜひ教えて下さい。
あと体や髪の匂いが気になる方、特に男性の方は気になりますよね?
アロマオイルをお勧めします!
もちろん成分をチェックしたり、パッチテストを行うなど自分に合うかのか確認や注意が必要ですが、匂いが気になって逆にストレスが溜まる、では本末転倒ではないでしょか?
個人的には天然のオーガニックの精油を選べば、少なくともケミカルよりはマシだと思います。
日本のメーカーさんで信頼している「生活の木」さんの商品には精油をブランドしたり希釈して香水の代わりやルームフレグランスとして使える商品などあって、自分用やプレゼントとして購入してます。
最近は色んなメーカーで色んなラインナップがあると思いますので興味がある方は自分好みのものを探してみて下さい。
最初は人工的な匂いに比べると香りが弱く感じますが、慣れてきたら自然の香りがとても心地よく感じてくるはずです。
あとは鈍っていた嗅覚も戻ってくるので、それも楽しみにしてみて下さい。
一番大事なのはケミカルストレスを避けようとして、新たな精神的ストレスを作らないことだと私は思います。
ですので、私も服装や場面に合せて時々香水を使うときもあります。
・運動
肺機能の強化や健康維持のために有酸素運動と無酸素運動両方必要です。胸壁や横隔膜の動きが活発になると、肺のデトックス及び健康にも繋がりますので、有酸素運動と筋トレは必須になります。
・姿勢
肺だけでなく、悪い姿勢は消化器関連疾患を招くこともあります。
猫背などの悪い姿勢をしていると、深呼吸が難しくなるため肺の循環も悪くなります。
日頃のヨガやストレッチ、姿勢矯正ベルトなどのグッズを使うも良いですし、場合によっては接骨院などで専門家の手を借りることも良いと思います。
・ブロッコリーと生姜
ブロッコリーは肺と粘膜の健康に役立つ、代表的なアブラナ科のお野菜です。
軽くゆでたり油で炒めたブロッコリーを毎日食べると、肺の粘膜の健康維持の役に立ちます。
生姜も肺にたまっている膿を排出するのに効果的な食べ物ですので、薬味などお料理やショウガ茶などで積極的に摂りましょう。
・薬草やスパイスの活用
薬草と聞くとハードルが高く感じるかも知れませんが、実はシソやワサビ、山椒、ショウガなどの和のハーブやよもぎ、ドクダミ、ウイキョウなど身近なハーブも殺菌、デトックス、利尿作用など体を綺麗にしてくれる成分が多く含まれてます。
あとはカレーの材料でお馴染みの各種スパイス、ウコンやクミン、パクチー、カルダモン、シナモン、クローブなどのスパイスにも優れた解毒作用やデトックス効果があるとされてますので、食事に積極的に取り入れてみては 如何でしょか?
・女性の生理用品の見直し
女性が月経時に使う紙ナフキンには石油化合物の吸収ポリマーが入ってるものが多いです。
これが子宮を冷やして、生理痛を悪化させるという話は結構有名ですね。
ですので、もし管理などちゃんとできる方であれば布ナフキンや月経カップなどを活用するのも良いと思います。
私はずぼらでして、市販の紙ナフキンのデリケートゾーンに触れる部分が100%オーガニックなもの、漂白材と香料が入ってないものを使ってます。
まだ吸収剤や香料などを使わない商品が簡単に手に入らなったときは、オーガニックな布を一枚切って、ナフキンとデリケートゾーンの間に敷いて使ってましたが、昨今は消費者の健康への意識も高まって、体や環境に優しい商品に手が届きやすく、とても助かってます。
これは余談ですが、肌感覚で韓国って昔から健康を意識している人が多くて、例えばうちも小さいころからいつも雑穀ご飯を食べていたり、漢方や薬草なども身近な存在でした。
この生理用品に関しても、前々から吸収剤を使わないものや、漢方のエキスが入ったナフキンまで女性の体に優しい商品が有ったので渡韓するたびに買ってきたりしてましたね。
あとは使い捨てのよもぎ蒸しパッド、これも優秀で、冬場には手放せない必須アイテムの一つです。
よもぎ蒸しが女性に良いことはご存じだと思いますが、毎回施術を受けに行く手間や費用もバカにならないですよね。
私が使っているものは日本のネットで購入できて、一回につき200円弱くらいで購入できるので寒い季節や、梅雨時など冷える時期には大変お世話になってます。
●本日のまとめ
タバコに限らず、化学物質のラドン、PM2.5、様々な生活用品などから、経皮吸収されるケミカルストレスが肺がんの原因になってます。
それを避けるためには香りがするもの、肌に触れるものを適切に選ぶこと、そして日々正しい姿勢や運動を習慣化し、薬草やスパイスで入ってきたもののデトックスを心がけることですね。
●最後に
このような話をするとか必ずと言っていいほど「うちのお爺さんはヘビースモーカーだったのに90歳まで生きてたよ」とか「香水やフレグランスなど毎日使っても健康な人沢山いるよ」など言ってくる方がいます。
皆さん、身長や足の速さ、性格などが皆それぞれのように、遺伝や生まれ持った体質、育った環境や食べ物などもみんな違うわけです。
しかも我々の体はそんなに単純じゃないので、数学の公式のようにはいかないものです。
今日のテーマについて教えて下さった韓国のアーユルベーダドクターの話が心に響きましたので紹介しますね。
皆さんそれぞれ大切な体で冒険しないでください。
ケミカルストレスの一回や二回程度じゃすぐに肺がんになるわけではありません。
しかしこのケミカルストレスはまだ歴史が浅いゆえに、前例もあまりなく、その危険性や怖さについての研究やデーターがまだまだ少ないです。
しかもケミカルストレスの怖いところは量が少なくても、あまり長い時間触れなかった、としても人によっては肺がんになる人もいれば、あまりその影響を受けない人もいます。
歴史上このような時代はかつてありませんでした。
強い香りがするシャンプーやボディソープ、柔軟剤、さらにその上から香水をつける。。。
日本でも「経皮吸収」や「香害」が肺がんの原因であると耳にする日がそう遠くないかも知れません。
取り返しがつかなくなる前に、今からできることを一緒に始めませんか?
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